浅く広く学ぶ不用品とごみ

不用品回収時の廃棄物と有価物とのボーダーライン

不用品回収業者に依頼するとき、廃棄物と有価物の境界線はどこにあるのか、気になる人は少なくありません。

一般社団法人日本リサイクル業IT支援協会リユース・リサイクル情報局では、「自分でも使えないし、売れないから要らなくなったもの」が廃棄物、「廃棄物ではない、誰かに売れる物」が有価物と定義しています。
廃棄物は廃棄物処理法が適用されますが、有価物は適用されません。

有価物か廃棄物かのボーダーラインは、不用品回収業者の総合的な判断によるところが大きいです。

取引する価値があるかどうか、市場でのニーズの有無、品物の状態などを踏まえて、総合判断されることが多いです。

例えば品物が壊れたり悪臭などを放っていないか、適切に保管されていて計画的に処分を希望する物か、また、依頼主が処分を望むのか、あるいは誰かに売却することを許可できるのかなどの確認も必要です。

ただし、不用品であっても価値をつけ、新たな形に変化させることで有価物となる事例は多く存在しています。
かつて、産業廃棄物として処理されていたおからは、粉末状にすることでおからパウダーとなり、ダイエットに良い物として多くの人が欲しがるようになりました。 また、様々な廃棄用油などをリサイクルしてトラクターのエネルギーとしているなど、リサイクル事業が立ち上がった例もあります。

家庭用の不用品でも同様に、廃棄物にしかならないと思っていても不用品回収業者から見ると多くの人が欲しがっているアイテムであるため、高値で買い取るということはよくあります。 ただし、安く買いたたかれることもあるため、自分でネットオークションを使って売買する人も少なくありません。

壊れたパソコンなどは部品取りとして利用できるため、ネットオークションに出している人もいます。とはいえ、すべての廃棄物がネットオークションなどで有価物に変化するわけではありません。「誰かが必要としている物かどうか」が最も大きな条件といえます。

バンドソーを処分したい

バンドソーを処分したい!不用品回収業者に割引してもらうなら?

回収業者 バンドソーは、コンターマシンとも呼ばれるもので、板金を切断する際に使用する工作機械のことです。
工務店や加工業などを営んでいて使わなくなったときは、処分に困ることもあるかもしれません。バンドソーは、自治体に処分してもらおうと考えても、地域によっては回収してもらえないことも多いでしょう。事業用の不用品については、一切処分の対象としていない自治体も見られます。

バンドソーの処分に困ったときは、不用品回収業者に依頼するのも一つの方法です。不用品回収業者は、自治体では対応してもらえない不用品でもほとんど回収してくれるというメリットがあります。また、不用品が多い場合は割引に応じてくれる回収業者も少なくなく、お得に処分することができます。しかし、まだ十分使える状態のバンドソーであれば、不用品として処分するのはもったいないかもしれません。

工作機械は新品で購入すると高額なものが多く、中古でも人気の機械です。
バンドソーは、個人が日曜大工など趣味で使うケースも見られ、状態によっては高値での買取も期待できます。そのため、不用品回収業者の割引を狙うより、業者に売却した方がお得に処分できるでしょう。


バンドソーを買取してくれる業者を探す際は、「バンドソー買取」といったキーワードで検索すれば候補がいくつか出てきます。業者選びに迷ったときは、口コミや評判を見ると参考になります。

ゴミ買取してもらう際も、自宅まで回収に来てもらうことは可能です。中には持込みしか応じていないケースもあるため、回収が可能かどうかを必ず確認しましょう。

そして、買取額がいくらになるか査定を出してもらうことも忘れてはいけません。もしも提示された金額に納得いかないときは、複数の買取業者から査定を出してもらい、比較するという方法もあります。また、不用品回収業者の中には買取にも応じている業者もいます。
他にも不用品がある場合は、買取にも応じている不用品回収業者を利用すると、買取した分を差し引いてもらえます。