浅く広く学ぶ不用品とごみ
植物ごみは捨てずに花でポプリを作ろう

植物ごみは捨てずに花でポプリを作ろう

飾った後の植物をごみとして捨てずに、花でポプリを作ることで、香りを楽しむことが出来ます。

ポプリとは、花や葉を使用して作られた芳香剤のことです。材料を乾燥させて作るドライポプリと材料を塩に漬けて作るモイストポプリがありますが、ドライポプリのほうが作り方が簡単で、誰でも手軽に作ることが出来ます。

用意するものは、花や葉と花の乾燥に使用するかご(ザルなどでも可)、アロマオイルと密閉できる透明な袋です。完成したドライポプリを飾る瓶などの容器も必要です。シナモンや果物の皮などの副材料を加えることによって、ポプリの香りにより深みを出すことも出来ます。

まず、植物が枯れてしまう前に花と葉を茎から刈り取り、かごに入れて7日から10日程度直射日光の当たらない場所で乾燥させます。

花の形を保たせたままとのどちらでも良いです 花は花びらになるよう分解させるのと、花の形を保たせたままとのどちらでも良いです。花の水分が完全に抜けたら、袋に入れてアロマオイルを数滴たらし、全体にいきわたるように袋をもんで馴染ませます。

アロマオイルは後から追加することが出来るうえに、花自体が持つ香りも熟成されていくので、最初に入れるアロマオイルは少なめにした方が完成時の香りが良いものに仕上がります。

水分が少しでも残っていると、密閉している間にカビなどが発生してしまう可能性があるので、完全に乾燥していない場合は乾燥させる期間を延ばします。

日陰に1カ月程度置いて熟成させます 袋を密閉したら、日陰に1カ月程度置いて熟成させます。熟成させる間に何度か袋をもんだり軽くゆすったりします。
香りを確認してみて、香りが足りなくなっている場合は少しアロマオイルを追加させる必要があります。
完成したら、ドライポプリを瓶などのお好みの容器に入れて好きな場所に飾ります。例えば、玄関に置くことで、帰宅時にドアを開けた瞬間に花の良い香りが広がります。

花でドライポプリを作ることによって、普段ごみとして捨てている飾った後の植物が、香りを楽しむことが出来るインテリアに生まれ変わるのです。